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Channel: 妊活 –妊娠育児の情報マガジン「ココマガ」
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温泉が妊活に効果あり!?子授け温泉でストレスを発散してみよう!

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子授け温泉

古くから日本人に親しまれてきた温泉。世界屈指の温泉大国といわれるように、源泉数は2万7000本を超えて、全国各地に温泉地が分布しています。

それだけの温泉があるので、効能は場所によって様々であり、中には「子授けに効く温泉」もあります。

子供が欲しいのにできない、そんなとき、妊活や不妊治療など少しでも妊娠しやすくなるように色々試しますが、ずっと続けていると体も心もヘトヘトになってしまいます。

そんな時は、1つ休憩も兼ねて、気晴らしに子授け温泉へ行ってみてはいかがでしょう。

そこで今回は、

・子授け温泉について詳しく知りたい
・温泉のもつ妊活に良いとされる効能が知りたい

といった方に、温泉の効果や子授け温泉について詳しくご紹介していきます。

子授け温泉とは?

入ると子授け、子宝に恵まれる効能がある温泉のことで、子宝温泉と呼ばれています。全国各地に点在し、有名なところになればなるほどご利益があったという意見も多いです。

実際、不妊治療が長引いたり、妊娠できない焦りや不安が精神的にストレスになってしまいがちですが、温泉に入ることでリラックスすることができ、気分的にも開放されることでストレス発散になります。

また、温泉に入ることで体を温めることができ、体にも心にも良い効果を発揮してくれます。気分転換にもなり、妊娠しやすい体にも繋がっていく期待がもてます。

一方で、妊娠できなかったという意見があるのも事実で、効果も科学的な根拠はないというのが現状です。そのため、こんな効果があるかもしれない程度に考えておきましょう。

温泉の効果

では、実際には温泉に、妊活に良い効果はないのかと言うとそうではありません。温泉に浸み込んだ成分によりますが、効果は色々あります。

確かに効果も効能もすぐに表れるわけではありませんから、お風呂と変わらないように感じるかもしれません。しかし、温泉はお風呂にはない効果がいくつもあるのです。

温熱効果

温泉は入ると血行が良くなります。更に、その温泉独自の成分がお湯に含まれていますから、皮膚から直接その成分が吸収され血液に乗り、体に多くの効能を得ることができるのです。

また、体が温まると同時に血管が広がるので新陳代謝も高まり、体の中にある不純物を排泄してくれます。体への効果は、入る温泉の温度も影響しています。

42℃以上の高い温度であれば、緊張、興奮に関係する交感神経が優位になるので、しっかりと目が覚めた状態になり、すっきりした気持ちになれます。

逆に37~40℃くらいのぬるま湯くらいの温度であれば、気持ちを静めリラックスさせてくれる副交感神経が働くので、落ち着いた気分になれるのです。

子授け温泉にあたる子宝温泉は、このぬるま湯くらいの温度が多く、体への負担も少なく、女性にとって心地よい温度で体の芯までじっくり温めてくれます

中には冬に入っても体が冷えないという温泉もあり、冷えが良くない妊娠準備中の体には嬉しいポイントです。

水圧効果

たっぷりお湯をはった広い場所に体全体が浸かるので、全身に静水圧という圧力がかかり天然マッサージを受けているような状態になります。

温熱効果でも血行がよくなるのですが、温泉につかると水圧が体に刺激を与え血管が細くなり、通常は重力で上がりにくい脚へ集まった血液が心臓へポンプアップ効果で押し上げられるので、脚などの静脈の流れが良くなります。

温熱効果も含め、血行を良くするために非常に効果があります。そして、体の表面だけでなく、皮下組織にまで水圧がかかっているので血液などの循環器系だけでなく肝臓などの体の各機能が活発になるように促してくれます。

この水圧効果は、静水圧作用と呼ばれ、水圧が深くなるほど大きくなり、肩までつかればその圧力は520kg程にもなります。

浴槽くらいの深さであればあまり影響はないですが、お湯の水圧が体に負担を与えているので、全身浴をすると心臓にも負担がかかってしまうことになります。そのため、半身浴など水圧が減る入り方がオススメです。

浮力効果

お風呂もそうですが、温泉に入ると体が浮いたような感じがします。アルキメデスが証明しているように、人の体だけでなく液体に沈んだものは、体積と同じ液体の重さの分だけ軽くなります。

これは浮力効果といって、この効果が働くことで全身浴をすると体重が約10分の1にまで減るのです。浮遊感を感じることができるのはこのためで、陸上にいるよりも体を自由に動かすことができます。

体が軽くなったように感じ、温熱効果などの体への働きも加わってポカポカと体が芯まで温まっていますから最初に筋肉がゆるんでいき、体の緊張がとけていきます。

そして、神経の1つである筋肉は脳と直結していますから、体がリラックスモードに入ったのに続くように、脳もリラックスした状態になりやすいと言えます。

転地効果

普段の生活から離れ、日常生活を忘れて山や川、海と言った環境に恵まれた場所へ旅行に行くことは、ストレスを解消することができ、見えない精神的な疲労や病気に効果を発揮します。

これは呼吸器系統や消化器系統などの生命維持の働きをするものやホルモンバランス、自律神経に良い影響を与えていることが理由に挙げられます。

温泉地は自然に恵まれた場所が多いのでより効果を期待できます。よく、自宅療養などで「空気の美味しいところに行ってみては?」と勧められますが、実際に山や高原の温泉地を選ぶ場合、涼しさと適度な標高がポイントになります。

涼しい気候が心をリラックスさせ、高地は平地に比べて空気が薄いですから知らない内に心肺機能が鍛えられます。また、海の温泉も転地効果が高いとされています。

海を見ると落ち着く、なんて言うのはこの効果が発揮されているからかです。この転地効果は、5~7日間くらいがちょうど良く、1ヶ月もするとその場所に慣れて、効果が薄れてしまうのです。

1泊2日でも効果は得られますが、1週間くらいの滞在で間隔を空けて再度訪れたり、滞在先を別の場所へ移すことが理想的といえます。

オススメの子授け温泉

日本各地には子授けに良いといわれる温泉がいくつかあります。気分転換も兼ねてそういった温泉に赴くのもいいでしょう。おすすめの子授け温泉をいくつかご紹介します。

有馬温泉

群馬県の草津温泉、岐阜県の下呂温泉に次ぐ兵庫県にある日本三名泉の1つでもあり1300年の歴史を誇ります。日本最古の子宝の湯としても有名で、子宝温泉人気ランキングではベスト5に選ばれるほどです。

「金泉」「赤湯」「銀泉」と呼ばれる温泉を楽しむことができ、その中でも金泉は冷え性や、慢性婦人病に効能があり女性に嬉しいところです。オススメは子宝の湯と呼ばれる赤湯です。

正式名称「含弱放射能-ナトリウム-塩化物低温泉」は、湯泉神社のご加護もある温泉になります。口コミでも、「金泉が下半身を軽くしてくれる」「色々な施設が充実していて楽しめた」など、伸び伸びと過ごせたというコメントもあります。

「子宝神社が近くにあったから」など子授けにご利益がありそうな理由からこの温泉を選ぶ人も多いです。

伊香保温泉

有馬温泉と同じく、伊香保温泉も古くから子宝の湯と親しまれている温泉です。温泉自体が子宝の湯といわれていますが、その中でも「伊香保露天風呂」は慢性婦人病などに効能があり、子宝の湯として知られています。

温泉だけでなく子宝神社で有名な伊香保神社もあり、子宝まんじゅうという物も売っているようです。町宮石段の湯、そして伊香保露天風呂は日帰りでも行けるので、小旅行したい方にオススメのスポットです。

露天風呂という形式から「風景に癒された」という意見や、温質が良いという理由から「いつまでも入っていられて、体が温まった」「肌がすべすべになった」と言う意見もあり、楽しんで入ることができます。

日本まん中温泉 子宝の湯

岐阜県、長良川鉄道の「みなみ子宝温泉駅」にある温泉施設になります。駅舎自体が温泉施設になっているという珍しいタイプで、駅を降りた入り口が温泉です開放的な露天風呂となっています。

そばでは長良川が流れ、川越しに山々を見渡すことができます。子宝の湯と言われるのは、古くから子授け、安産の守り神として信仰を集める「勝原 子安神社」のすぐ近くから湧き出る温泉だからです。

元々の源泉温度が低いため、常時41℃まで加温されており、少し高めの温度設定ですが冷え性や疲労回復など様々な効能が期待できます。

妊娠できた、という口コミも多いことで有名らしく、駅直結という作りもあり人気の温泉です。

まとめ

3つほど子授け温泉を紹介しましたが、そういったいわれのある温泉はまだまだ沢山あります「子宝の湯」と呼ばれる宿の中には、子宝プランなるものが用意されているところもあります。

科学的な証明はされていないものの、気晴らしは体に良い効果をもたらしてくれます。必ず叶うとはいえませんが温泉頼み半分、小旅行を計画してみてはどうでしょう。

心と身体をリラックスさせてみるのも、妊活に大切なことです。


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